大阪梅田の太融寺です。時々ふらりと訪れます。
先日ふと気が付いたんですが、至る所に毛利家の家紋が有るんですね。淀君のお墓もありますし、何か歴史的な背景が有るのかも知れません。関ケ原の戦いは毛利家が西軍の名目上の総大将でしたし、大坂の地とは切っても切り離せない関係なのかも知れませんね。
一願不動尊が有名で参拝者がひっきりなしに訪れます。ご本尊は千手観音で、両脇に毘沙門天と地蔵菩薩が控えています。地蔵菩薩は閻魔大王の化身と言われているそうでして、日本全国至る所で見かけますよね。しょっちゅう見かけるものですから、その・・・なんていいますか(;´∀`) 千手観音とかに比べると希少価値があまり感じられないといいますか・・・。そんな風に思っていたのですが・・・。こちらのお地蔵さまに何か感じるものがあったのでコンタクトを試してみたところ・・・。
「先ずは名乗るのが先ではないかな?」
「?・・・!、た、大変失礼しました。自分は○○から来た△△という者です。先日閻魔大王にお尋ねしたかったのですが、地獄へ行かずに天国へ行くにはどうすればいいですか(;´∀`)?」
「・・・いい事をして悪い事をしなければ良い。そなた既に学んだであろう? なぜ改めて尋ねる?」
「え? 御存じでしたか、はい、そうなんです、でも既に悪い事を沢山してきてしまったので、地獄行き決定な気がしてるんですけど、今からでも何とかなりませんか?」
「・・・今からでも善行を積んで行けば良い。」
「過去の悪行は消えないんですよね?」
「過去の行いは消すことはできない。そなた何を聞きたいのだ?」
「え? いや、これからも他人の心を傷つけるような事をしてしまいそうなんです。どうすればいいですか?」
「うむ。・・・そなたはまず無用にプライドが高い。そして恐れる心があるから他人を傷つけるのだ。・・・相手から軽んじられ、馬鹿にされようとも仕返ししてはならん。全て受け入れよ。」
「ですが、相手が嵩に掛ってくるかも知れませんよ?」
「恐れるな、そのために神仏の守りがあるのだ。神仏を信じよ。そしてそなたはもっと人に頭を下げる生き方を心掛けよ。」
「わ、わ、分かりました! 今日は大変ありがとうございました!」
この日以来自分の中の地蔵菩薩イメージがガラリと変わったのでした。教えられた事は早速実践しています。