京都を散歩 その2

御金神社を後にして堀川を遡上します。その前にちょっと二条城に寄って行きましょう。

本能寺の変の時、織田信長公の嫡男、信忠公はここに居たそうです。

石垣が美しいですね。重機が無い時代、人力だけで良く造ったものだと感心しきりです。

こちらは入場料ならぬ入城料がかかるようです。ラーメン一杯分くらいの値段だったら入ってみましょうか。

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受付で見てみましたら、串カツ店で軽く一杯やる程度の値段でした。なので今回はパスします(;´∀`)

 

では堀川に沿って北上していきましょう。案内板によりますと、堀川のこの石垣は紀州浅野家が築造したそうです。更に右岸と左岸とでは石垣の組み方が違うとの事でして、よく見てみましょう。

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こちらが右岸です。石の大きさがおおむね均一に見えます。

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それに対して左岸の石はサイズがバラバラです。野面積みってやつでしょうか。恐らくこちらの左岸が紀州浅野家によるものだと思います。

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二条城修築の際、堀川の石垣築造を徳川家から命じられたそうです。天下普請ってやつですね。豊臣家と所縁の深い大名家の経済力をそぎ落とす為に、次々と大規模な土木工事を命じたそうですが、その一環なんでしょうね。浅野家は北政所の親類でしたからね。

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浅野家の皆さんは大変だったと思いますが、そのおかげで令和の今、こうして気持ちよく散歩が楽しめます。さて、セカンドミッションは「一条戻橋」周辺であります。

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先日NHKを見ていましたら、源頼光の四天王の一人、渡辺ノ綱が一条戻橋で美女に化けた鬼に襲われたという伝説がありまして、返り討ちにして鬼の腕を切り落としたそうなのです。

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その鬼はどこから来たのかといいますと、一条戻橋を西に渡ってまっすぐ行くと墓地が沢山あってそこから来たのではないかとされている、そんな話しだったです。

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それでなんとなく興味を惹かれたので地図を見てみますと、安倍晴明神社が近くにある事が分かりました。

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それじゃ、まぁ、行ってみましょうかという事で(*´ω`*)

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お、つぼみだ。春近し。

話しは前後しますが、本能寺の変の時、信長公は家督を信忠公に譲っていて、官位も全部返上していて、一応「隠居」っていう形になっていたはずなんです。総司令官は信忠公なのでそれで要害の二条城に宿泊して、信長公は一応隠居という事なのでそれで少数のスタッフと共にお寺に宿泊していたようです。

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信長公は天下をほぼ統一した訳ですが、本当に凄いのは、古代から続く律令制度、例えば荘園制とかをほぼ完全に終わらせたことなんじゃないだろうか。そんな、どうでもいい事をあれこれ考えながら歩みを進めていきます。

 

つづく