京都紫野散策その4

北野天満宮を後にして引接寺えんま堂へ向かいます。

観光地じゃない京都も結構好きです。歩いて行きましょう。

 

飲食店でしょうか。建物の造りと紫の暖簾がマッチしていてとてもイイ雰囲気です。

 

ここは・・・? なんだかとても興味を惹かれる! 入ってみたい! ・・・しかしまだ午前中だった為オープン前でした。残念。まぁ酔っぱらうと後がしんどいですしね。

 

目を引く長屋が向かい合う不思議な通りに出ました。何なんでしょうか? 賃貸住宅になっているようですが、元々何かの目的で作られたように思えます。

 

千本通商店街に出ました。あと少しですね。

なぜ千本通なのかというと、かつて卒塔婆が無数に立てられている墓場だったからだそうです。平安末期ごろは天災が多発したからか、火葬も埋葬もされず野ざらしにされる遺体が沢山有ったそうで、恐ろしい景色だったようです。今は綺麗な住宅街になっていて往時の名残は全く感じませんでした。

 

ふぅ、日陰だ(;´∀`)  あと少し。

さて、なぜえんま堂に行くのかと言いますと・・・。

ここから少し怖い話しを書き記すので、できれば読まずに頂きたいです。

 

ワイズ博士の前世療法が注目を浴びた頃、信頼できそうな施術者を探して前世を見せてもらった事があります。それによると自分は安土桃山時代に武器を運ぶ水運業に従事する商人でして、ひょんな事から荷物を受け取る役人の侍を激高させてしまい、その場で打ち首にされるのです。そこまでは施術者の先生にも話したのですが、そこから先があるのです。死後真っ暗な巨大な穴の中に背中から落下していって、気付くとそこは穴の底で凄く寒いところでした。真冬の夜中に裸で屋外に居ると凄く寒いですが、そんなの比べ物にならないくらいです。全身が凍り始めて、「助けてくれー!」と声を上げようとしましたが、既に口も喉も凍り付いて声も出せません。普通ならここで意識が無くなりそうですが、ずっと意識があるのです。だから、「あり得ないくらい寒い」状態がずっと続くのです。全身が凍り付いていますから彫像のように固まって身動きが全くできません。真っ暗闇の中、寒さと恐怖と孤独感と絶望でひたすら時間だけが経過していきます。軽く百年はそのままだったと思います。ある時頭上に光を感じてそれがどんどん近づいて来ました。すると全身の氷が暖かく溶けていき、次にフワリと上に引っ張り上げられました。「助かったーっ!!」と思うと同時にそこでガクリと意識を失いました。意識を失う直前に足元を見ると、そこは糞尿や動物の死骸がびっしり敷き詰められた凄まじく汚いところでした。たぶん凍結地獄と呼ばれるところだと思うのですが、何故そこに行くことになったのか、そこへ二度と行かずに済ますにはどうすればいいのか。それを閻魔大王にレクチャーを受けよう。というのが、今回の目的です。長くなりました。

 

つづく