蝉丸神社~三井寺へ 6

三井寺の中を歩いています。後で分かったのですが、「みいでら」と読みます。この時点ではまだ「みついでら」だと思っていました。

 

金堂に来ました。桜井識子さんイチオシの場所です。中は撮影禁止ですので写真は撮っていません。仏像がたくさん展示されていて、大黒天も拝見してきました。つながっているのかどうなのか自分には全然分かりませんが、自分もモノづくりを仕事にする者の端くれ、仏像制作に携わった人たちの気持ちが何となく伝わってきました。若い頃は分からなかったけど色んな経験を積むことで見えてくるものって有るようです。

 

歩いている時、「神仏の氣を浴びるってどういう事なんだろう?」と、先日の松尾大社での事を思い出しました。すると「音叉」が頭に浮かんできました。音が移る金属のアレです。

明るい人と一緒にいると明るい気持ちになりますし、イライラしている人と一緒だったら気分が悪くなってこちらもイライラしてくる、そんな経験が大概の人に有ると思います。感情というか心の周波数、エネルギーが、人から人へ「移る」事が良くあるのは紛れもない事実でして、人間はそのようにできている?みたいです。・・・それと同じで、参拝に来て滞在していると、穏やかで朗らかな神仏の周波数がほんの僅かずつでも人間に移ってくる、神社仏閣とはそういう仕組みなになっている。つまり神仏の氣を浴びるとは、言い換えると音叉の様なもの・・・。なのかも知れません。

 

納経堂が見えてきました。

 

中に入るとお経をたくさん収めた塔がありました。こちらも桜井識子さんおすすめの場所ですが、「よう分からんなー」というのが正直なところでした。それよりも「るろうに剣心のロケ地」の看板に「おっ!」となりました。ファンと思しき女性の方が熱心な様子で見学しています。自分は少年ジャンプでリアルタイムに読んでいまして、断然原作派であります。が、実写版の方もテレビでしっかり見ております。「たしかあの時のシーンかな?」と朧気に思い出しました。

 

灌頂堂でも手を合わせてきました。開祖のお坊さんが祀られているそうです。隣には三重塔があります。

 

灌頂堂の前の坂道に灯篭がズラリと並んでいます。参拝者を見送りしてくれているみたいで印象に残りました。下まで降りて行って振り返ると・・・

 

・・・こんな感じです。もう少ししたら紅葉で一段ときれいになりそうです。手前の橋も印象に残りました。何か意味がありそう。


つづく