大将軍社へ

桜井識子さんの本やブログが好きで時々読み返しています。先日読み返していると、納札所へお札以外の物を入れるのは大変失礼な行為であるという記事を見つけました。心当たりが有ったので大阪天満宮へお詫びに訪れました。

この日は屋台がズラーっと出ていたので何か行事が行われているみたいです。子連れの家族が大勢居て正装していました。七五三の祈祷会が行われるようです。それと結婚式も行われているようでして、渡り廊下に新郎新婦の姿が見えました。(一応解像度を下げています) 神社で結婚式に巡り合う時は歓迎されているそうです。少し嬉しい気持ちになりました。

 

本殿の前でしっかりお詫びしてからウロチョロしてますと猿回しを見つけました。蛭子社の前で時々やってますね。見物人が大勢いて歓声が上がっていました。楽しそうな観客を見ているとこちらも楽しい気持ちになります。音叉効果ってやつですね。

前日の夜に大阪天満宮のHPを見ていましたら大将軍社というのをちらりと見つけまして、ちょっと興味があったので行ってみることにしました。

 

大阪天満宮は時々訪れるのですが、摂社末社は大概スルーしております。京都の大将軍八神社へは以前訪れたことがあるのですが、ネーミングが似ています。何かつながりがあるのでしょうか。

二礼二拍手して自己紹介して、だめ元でコンタクトを取ってみました。

「こちらの神様はどういう役割をされているのですか?」

少し間を置いてから「・・・そなた、上町台地がパワースポットである事は知っているであろう」と返ってきました。

?・・・上町台地大坂城が最北端のはずなんだけど・・・? 予想外の回答だったのと猿回しが近くて賑やかだったのとでコンタクトはそれっきりで終わってしまいました。

それからしばらく経って、そういえば大昔は上町台地はもう少し北まで砂州が伸びていたって言うのを何かで読んだのを思い出しました。インターネットで調べてみましょう。便利な世の中になったものです。

 

たくさん出てきました。水都大阪さんからお借りしました。大阪天満宮を赤で、大坂城を緑でプロットしました。・・・という事は天神橋筋商店街もパワースポットの上にある事になります。

 

念のため国土地理院のHPでも調べてみました。たしかに大阪天満宮の辺りも土地が高くなっていました。上町台地はかつてはもう少し長かったんですね。ちなみに難波の堀江って、その後の旧淀川ですね。西区の堀江ではないのですね。

ふむふむ成るほど。しかし・・・だから何? という感じですが・・・、ひとつ雑学が身に着いたのでヨシとしましょう。

 

更に調べてみると、大将軍社は大阪天満宮よりも古くからこの地にあり、後から大阪天満宮ができたらしいという事が分かりました。大将軍社は摂社でありながら特別な存在らしいです。

また、大将軍社は中国の道教由来でして、方位を司る神様だそうです。

以前から、他のどの摂社も地味ーっに感じていたのですが、それは菅原道真公を前面に押し立てる為に控えめにしているってことなのでしょうか? それはよく分かりませんが、次回から大阪天満宮を訪れた際は大将軍社へもご挨拶しようと思いました。

 

おしまい